日本の教育界には日教組と全教組という2大組合があり、学校事務に採用された場合はもちろんいずれか又は両方の組合から加入の勧誘を受けることになります。
ここではその違いについて書いておきます。あくまで私から見た組合の印象にすぎないので、事実がどうかは責任を持てません。主張なんて日々変わっていくものですしね。
日教組
〇加入人数:24万人程度
〇支持政党:民主党系
〇思 想:韓国への謝罪重視
〇同和教育:推進
〇全国学テ:全員が行うことには反対
〇共同実施:推進
〇強い県 :北海道、岩手、秋田、茨城、千葉、神奈川、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、静岡、愛知、三重、兵庫、岡山、大分、沖縄等
全教組
〇加入人数:4万人程度
〇支持政党:共産党(表立っては支持していない)
〇思 想:憲法9条維持重視
〇同和教育:反対(すでに終わっているという立場)
〇全国学テ:全面反対
〇共同実施:反対
〇強い県 :東京都、京都府、奈良、和歌山
まとめ
このように、同じ労働組合とはいえ2者には結構多くの違いがあります。大きく共通しているのは「左派」ということですかね。ちなみに全教組は日教組から独立した団体で、もともと両者は一つでした。
事務職員の立場からすれば最も大きな違いは、学校事務の共同実施に賛成か反対かという点でしょう。あと個人的な印象からすると日教組は秘密主義で研修内容などを外部に開示せず、全教組は比較的その辺りはゆるく組合外の人間へも間口を広くとっている印象があります。
まあ基本的に行政職志望の事務職員に左派が多いとは考えられないので、事務職員単独で見た場合の加入率は教員と比べると少ないでしょうが。
いずれにしても、学校現場における組合は普通の労働組合とは異なり、支持政党の影響を色濃く受けているのが特徴で、支持政党の意向に背くような活動はできないと考えた方が良いでしょう。入るか入らないかは自分で考えて決めるべきです。