<2か月合格>元学校事務職員が教える採用試験の受かり方

公立学校事務職員の採用試験対策について元学校事務が教えます。

まずは敵を知ること その1:~学校事務は学力重視~

 さて、学校事務職員採用試験についてです。私の場合は2ヶ月間という極めて短い期間に合格を勝ち取らなくてはならなかったため、最初の計画段階で十分に作戦を吟味しました。

 順序で言えば、以下のとおりです。


 1.敵を知る
 2.勉強する科目・捨てる科目を選択する

 3.最適な参考書・問題集を知る
 4.効率良い勉強方法を考える
 5.ひたすら勉強

 

 5は当たり前のことなので、1~4が作戦の部分ですね。今回は1について。

 他の公務員試験を受験したことのある方なら私よりも詳しいと思いますが、学校事務職員の試験は他の公務員とは異なる専用の対策が必須です。

 一般的に言えば、学校事務職員の一次試験(択一式学科試験)には以下の特徴があります。

 

1.難易度が低い

2.教養科目しか出題されない

3.受験倍率が非常に高い

4.1~3により、合格最低ラインが非常に高い

5.にもかかわらず出題範囲が広い

 

 このように、学校事務職員の一次試験は他の公務員試験と比較して、高得点が求められるということになります。具体的には、8割5分程度得点しなければ一次試験で足切りを食らう可能性がある、ということ。他の公務員試験であれば6割5分程度の得点率でも合格できる場合がある中、このボーダーラインの高さは脅威と言えるでしょう。

 

 とはいえ、この厳しい厳しい一次試験さえ通れば後はこっちのもの。全自治体がそうだとは言いませんが、基本的に学校事務職員は学力重視の試験となっています。

 

 私は受けた自治体の場合、一次試験の後で二次試験として論文と面接があったのですが、面接はたった10分間の個別面接のみでした。さらに私はそこで「自分の受験番号を忘れる」というとんでもない大ポカをやったのですが、それでも普通に合格しました(^_^;) こと学校事務職員試験においてはいかに一次試験が重要か、わかっていただけると思います。

 

<追伸>
 学校事務職員になるためには絶対に読んでおかなければならない書籍です。現在の学校事務は「学校事務に従事する」から「学校事務をつかさどる」に職務内容が変わっています。それはいったいどういうことなのでしょうか。